条件付き辞書について

条件付き辞書は、指定したURLまたはCSSセレクターに一致する場合だけ、登録したテキストを置き換える機能です。
通常用語集がサイト全体を対象にするのに対し、条件付き辞書は適用するページやDOMの範囲を限定できます。

主な利用例

  • 特定のページだけで用語を訳し分ける
  • ヘッダーやフッター内だけ別の訳語を使う
  • カレンダー等の特定UI内だけ曜日表記を置き換える
  • 同じ原文をページの用途によって異なる訳文にする

設定項目

項目
必須
説明
翻訳前テキスト
必須
置換する原文
翻訳後テキスト
必須
置換後のテキスト
翻訳先言語
必須
辞書を適用する言語
CSSセレクター
条件付き
適用するDOM範囲
適用対象URL
条件付き
適用するページURL
完全一致/部分一致
任意
テキストの一致方式。初期値は完全一致
CSSセレクターと適用対象URLの少なくとも一方を設定してください。両方を空にした条件付き辞書は保存できません。

CSSセレクターを設定する

指定したCSSセレクターに一致する要素と、その配下の対象テキストへ辞書を適用します。
.footer
#calendar
ブラウザで有効なCSSセレクターを入力してください。不正なセレクターは適用時に無視される場合があります。
textarea 等のユーザー入力内容は、条件付き辞書による本文置換の対象外です。

適用対象URLを設定する

URL条件は、|| で区切って複数登録できます。
/pricing||/about
各条件は、最初に現在URLの部分文字列として判定します。部分文字列で一致しない場合は、安全に評価できる正規表現として判定します。

URL正規表現の制限

ブラウザ上で危険な正規表現が長時間実行されることを防ぐため、次の条件に該当する正規表現は評価しません。
  • 1条件が200文字を超える
  • \1 等の後方参照を含む
  • lookahead・lookbehind等を含む
  • 入れ子の括弧や量指定子など、過大な計算につながる構造を含む
複雑な正規表現ではなく、可能な限り /pricing のような単純なURL文字列を指定してください。

URLとCSSセレクターを両方設定する

URLまたはCSSセレクターのどちらかが条件に一致した場合に辞書の適用処理へ進みます。
ただし、CSSセレクターが設定されている場合、実際にテキストを置換する範囲はそのセレクターに一致する要素の配下です。URLが一致していても、ページ全体を無条件に置換するわけではありません。
特定ページ内の特定エリアだけへ適用したい場合は、URLとCSSセレクターの両方を設定してください。

完全一致と部分一致

完全一致

対象テキスト全体が翻訳前テキストと一致した場合だけ置換します。前後の空白は正規化して比較します。

部分一致

対象テキスト内に翻訳前テキストが含まれる場合に、その範囲を置換します。
短い文字列を部分一致で登録すると、意図しない単語の一部へ適用される可能性があります。

複数の条件付き辞書が一致する場合

同じテキストへ複数の条件付き辞書が一致する場合は、配列内で先に登録されている辞書を優先します。
ただし、CSSセレクターやHTML構造によって対象範囲が異なる場合は、複数の辞書が別々の範囲へ適用されることがあります。

他の辞書との組み合わせ

通常用語集、HTML辞書、正規表現辞書、条件付き辞書は、ブラウザ翻訳とSEOのWorker SSRで処理順が完全には同じではありません。
同じテキスト範囲へ複数種類の辞書を重複登録すると、配信経路やHTML構造によって結果が異なる可能性があります。特定の処理順に依存せず、1つの範囲は1種類の辞書で制御することを推奨します。
条件付き辞書で置換できたテキストは、通常の新規翻訳対象から除外され、登録した訳文をそのまま使用します。