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サイト翻訳の配信を支える、キャッシュと処理の分担
投稿日:
2026年08月19日
更新日:
2026年09月15日

サイト翻訳の配信を支える、キャッシュと処理の分担

最終更新日時
2026年09月15日
publishedAt
2026年08月20日
ogImage
author
遠山
description
翻訳結果の配信、管理画面、言語別HTMLを返す処理の役割を説明します。エッジのキャッシュ、更新の反映、速度と費用の確認方法を整理します。
作成日時
2026年08月20日
category
技術
status
公開
テキスト
slug
edge-translation-architecture
タグ
サイト翻訳では、訳文を生成する処理と、利用者へ表示する処理を分けて考えます。毎回すべてを翻訳するのではなく、保存した訳文やキャッシュを使いながら、原文の変更を反映する仕組みを用意します。

翻訳の配信・管理画面・言語別HTMLで役割を分ける

AIシュリーマンには、ブラウザー上の翻訳、訳文や設定を扱う管理画面、言語別URLで翻訳したHTMLを返す処理があります。同じ翻訳データを扱っていても、応答に使える時間や更新の頻度は異なります。
配信にはCloudflare Workersなどを使い、翻訳結果や設定の取得では保存先とキャッシュを組み合わせます。管理画面と後続の処理は、必要な実行時間や運用条件に合わせて分担します。この記事では構成の考え方を説明しており、すべての応答が一定時間以内になることを保証するものではありません。

キャッシュでは、速さと更新の反映を一緒に考える

保存済みの訳文やHTMLを返せれば、同じ内容を作り直す処理を減らせます。一方、原文や用語集を変更した後に古い結果が残らないよう、保存期間や削除・更新の方法を決める必要があります。
キャッシュを分ける条件には、サイト、言語、URL、翻訳に影響する設定などがあります。利用者ごとに異なる内容を、共通のキャッシュに混ぜないようにします。何を保存できるかは、応答の内容とアクセス条件に合わせて判断します。
Cloudflare WorkersのCache APIは、実行されたデータセンターごとのローカルキャッシュです。別の拠点にも同時に保存される前提にはできません。詳しくはCloudflareのCache APIで確認できます。

保存先は、接続方法と読み書きの条件で選ぶ

データベースや保存サービスを選ぶ際は、接続方法、応答時間、更新の反映、容量、障害時の動作、料金を確認します。読み取りが多い処理と、設定を更新する処理を同じ条件で比べないようにします。
Workersには外向きTCP接続のAPIがあります。「TCPが使えないから特定の保存先には接続できない」という一律の説明は正しくありません。利用するSDKや接続先、認証方式が実行環境に対応するかを個別に確認します。CloudflareのTCP socketsが参考になります。

言語別HTMLの配信は、URLと公開範囲も扱う

検索向けの配信では、言語別URLから対象言語の本文を取得できるかを確認します。GoogleはJavaScriptを処理しますが、実行条件や利用者の操作に依存すると、想定どおりの内容を取得できない場合があります。JavaScriptを使っていることだけで、検索に登録できないと決まるわけではありません。GoogleのJavaScript SEOの説明を参照してください。
別のホスト名で配信する構成では、DNSや証明書、元サイトへの接続を管理します。サブディレクトリを含め、必要な設定は配信方式によって異なります。どの構成でも、公開してよいページ、認証、noindex、リダイレクトの扱いを確認します。

速度と費用は、条件を分けて測る

キャッシュがある応答、新規翻訳、元サイトの取得を含む応答では、かかる時間が違います。平均値だけでなく、遅い応答がどれくらいあるか、対象地域や時間帯による差も見ます。処理範囲や測定条件が定まっていない速度を、利用者のページ表示時間として扱わないようにしてください。
費用は、翻訳回数、保存先の読み書き、リクエスト数、転送量、再実行などを含めて確認します。エッジで処理すること自体が、必ず最安になるわけではありません。実際のアクセスと更新の量に合わせて見直します。
導入方法を比較する場合はWebサイト多言語化の進め方、検索向けの確認はSEO実装ガイドで説明しています。