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多言語サイトのSEO確認ガイド:URL・canonical・hreflangの点検手順
投稿日:
2026年08月20日
更新日:
2026年09月15日

多言語サイトのSEO確認ガイド:URL・canonical・hreflangの点検手順

最終更新日時
2026年09月15日
publishedAt
2026年08月21日
ogImage
author
戸部
description
言語別URL、canonical、hreflang、検索対象外の設定を確認する手順を説明します。クエリURLやx-defaultの扱い、Search Consoleでの確認も取り上げます。
作成日時
2026年08月21日
category
実装・運用
status
公開
テキスト
slug
multilingual-seo-guide
タグ
多言語サイトが検索結果に表示されないときは、まず対象のURLにアクセスできるか、検索への登録を妨げる設定がないか、どの言語の内容が取得されるかを確認します。流入が増えない場合は、URLやタグの設定に加え、検索需要やページの内容も確認します。
このガイドは、Web担当者と実装担当者が公開前や改修後に確認するためのものです。URL、canonical、hreflang、表示内容を順に点検します。Search Consoleを利用できる場合は、検索エンジンが実際に認識した状態も確認してください。

各言語のページへURLから直接アクセスできるか

英語版や中国語版のURLを直接開き、言語を選び直さなくても、その言語の本文が表示されるか確認します。トップページだけでなく、製品や記事などの個別ページでも試してください。
Googleは、言語ごとに異なるURLを使うことを推奨しています。Cookieやブラウザーの言語設定だけで表示を切り替えると、検索エンジンがすべての言語版を発見できない場合があります。多言語サイトの管理
?lang=enのようなクエリ付きURLも個別のURLです。クエリがあるという理由だけで検索対象外になるわけではありません。ただし、言語別ページを安定して取得できるか、同じ内容のURLを大量に生成していないか、内部リンクが統一されているかは確認が必要です。GoogleのURL構造ガイド
サブドメインとサブディレクトリのどちらを使うかは、CMS、配信環境、管理体制に合わせて決めます。選び方はWebサイト多言語化の進め方で説明しています。構造を変える場合は、旧URLから対応する新URLへの転送と、リンクの更新を準備します。

canonicalが意図した言語とページを示しているか

canonicalは、似た内容のURLが複数あるときに、優先して扱ってほしいURLを検索エンジンへ伝える指定です。Googleが必ずそのURLを選ぶという命令ではありません。
たとえば、英語版の製品ページで、対応しない日本語トップページを指定していないか確認します。
<!-- 英語版の製品ページで、日本語トップを指定してしまった例 --> <link rel="canonical" href="https://example.com/" />
独立して公開する英語版の製品ページなら、そのページ自身を指定するのが基本的な形です。
<!-- 英語版の製品ページの例 --> <link rel="canonical" href="https://example.com/en/products/widget" />
本文を翻訳した言語版を、翻訳したという理由だけで重複コンテンツとして扱う必要はありません。一方、同じ言語で地域だけが違い、本文の大部分が共通する場合は、正規URLの選び方を別途検討します。Googleはhreflangを使う場合、同じ言語の正規ページを指定することを推奨しています。canonicalの指定方法
canonicalがない場合でも、Googleが正規URLを選ぶことはあります。未設定であることだけを検索されない原因と断定せず、Search ConsoleでGoogleが選択した正規URLを確認します。

hreflangが対応するページ同士を結んでいるか

hreflangは、同じ内容を別の言語や地域向けに用意したページの関係を伝えます。canonicalとは役割が異なり、両方の指定がそろって初めて機能するという関係ではありません。
次は、英語版トップページを指している例です。製品ページの他言語版を案内したい場合は、その製品ページのURLを指定する必要があります。
<!-- 製品ページから、対応しない英語版トップを指している例 --> <link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/" />
日本語版と英語版の製品ページを関連付ける例は、次のとおりです。各ページに、自分自身と対応する他言語版への参照を入れます。
<link rel="alternate" hreflang="ja" href="https://example.com/ja/products/widget" /> <link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/products/widget" />
両方のページで相互に参照しているか、URLが完全な形式で書かれているか、リンク先の内容が対応しているかを確認します。HTML、HTTPヘッダー、XMLサイトマップのいずれでも指定でき、Googleはこれらを同等の方法として扱っています。hreflangの実装方法

言語・地域コードと、x-defaultの役割を確認する

enは地域を限定しない英語、en-GBは英国向けの英語です。ukはウクライナ語の言語コードなので、英国の意味では使いません。中国語はzh-Hansとzh-Hantのように文字体系を示す指定もできます。
x-defaultは、どの言語・地域にも一致しない利用者に案内するページの指定です。Googleは追加を推奨していますが、指定がないだけで言語版が無効になる必須項目ではありません。設ける場合は、言語選択ページなど、利用者を案内したいページへ向けます。
地域別にページを分けるのは、内容や条件を分ける理由がある場合です。言語だけを分けたい場合に、地域別ページまで増やす必要はありません。

自動転送が別の言語を読む妨げになっていないか

IPアドレスやブラウザーの言語設定をもとに、すべての訪問者を別のURLへ転送すると、利用者や検索エンジンが他の言語版へたどり着きにくくなる場合があります。Googleも、推測した言語への自動転送を避けるよう案内しています。
言語を提案する案内を表示し、利用者が選べるようにする方法を検討します。どのページからも他言語版へ移動できるリンクを用意すると、選び直しもできます。
URL移行に必要な恒久転送や、ログイン処理の転送まで、すべて廃止するという意味ではありません。元記事、対応する翻訳記事、言語選択ページの間で、実際にどこへ移動するかを確認してください。利用者の選択を保存する仕組みがある場合は、選択内容が保存されていない状態でも試します。

本文・タイトル・説明文がその言語で取得できるか

翻訳版のURLで、本文だけでなくタイトルと説明文も確認します。次は英語版の製品ページの例です。
<title>Widget specifications | Example</title> <meta name="description" content="View Widget specifications and product details." />
タイトルや説明文は、ページの内容を正確に要約した記述にします。検索結果に表示される文言はGoogleが生成するため、指定した文字列がそのまま使われるとは限りません。長さだけをそろえるより、その言語で何についてのページかが伝わることを優先してください。タイトルリンクの説明・検索結果のスニペットの説明
GoogleはJavaScriptを実行できるため、ソースHTMLに訳文がないことだけで未対応と断定できません。JavaScriptで描画するページは、Search ConsoleのURL検査でレンダリング後の内容も確認します。取得を妨げる設定や、操作しないと読み込まれない内容がないかを点検してください。JavaScript SEOの基本
AIシュリーマンのSEOオプションでは、言語ごとのURLで翻訳ページを配信します。対応できるURL形式や必要な設定は、サイトの構成によって異なります。多言語SEOのサービス案内で確認できます。

検索対象外の設定とリンク・サイトマップを確認する

検索結果に表示させたくないページは、noindexの扱いを確認します。元のページに指定があっても、翻訳後に同じ指定が残るとは限りません。AIシュリーマンでも、SEOオプションの設定により保持するかどうかが変わるため、実際の配信内容を確認してください。
robots.txtによるクロールの制御と、noindexによる検索登録の制御は別です。Googleがページを取得できないと、ページ内のnoindexも確認できません。また、閲覧を制限したいページには、認証やアクセス制御が必要です。Googleの開発者向けSEOガイド
内部リンクやサイトマップは、公開したい言語版のURLにそろえます。転送前のURLや削除済みのURLが残っていないかも確認します。サイトマップを送信しても、すべてのURLが登録される保証はありません。サイトマップの基本

公開前と更新後に同じ手順で点検する

  1. トップページに加え、製品・記事などの個別ページを選びます。
  1. 各言語のURLを直接開き、本文・タイトル・リンク先を確認します。
  1. canonicalが意図したページを指しているか確認します。
  1. hreflangの対応関係を、リンク先から元のページへ戻る方向も含めて確認します。
  1. 意図しない言語への転送や、検索登録を妨げる設定がないか確認します。
  1. Search Consoleを利用できる場合は、登録状態、Googleが選んだ正規URL、レンダリング後の内容を確認します。
未登録だった場合は、canonicalだけを原因と決めつけず、取得時の状態、検索対象外の指定、本文の内容、内部リンクなども調べます。URL検査のライブテストが通っても、検索登録を保証するものではありません。URL検査ツールの説明
CMSの改修、URLの変更、言語追加の後も、同じ代表ページを確認します。設定を自動テストする場合は、タグの有無だけでなく、個別ページのURLと対応言語が正しいかを検証します。
アクセスや問い合わせの増減を評価するときは、検索需要、内容の更新、広告、季節などの影響もあわせて見ます。技術的な設定の修正と、記事の内容や利用者向けの改善を分けて記録すると、次に取り組むことを決めやすくなります。